腕の痺れもしかして、、、
【胸郭出口症候群とは？】
「手がしびれる」「腕を上げるとだるい」「肩や首が重い」
そんな症状が続いていませんか？
その原因、胸郭出口症候群かもしれません。
胸郭出口とは、首から腕に向かう神経や血管が通る“出口”のような通り道のこと。
この通路のどこかで圧迫が起きると、腕や手にしびれ・痛み・だるさなどの症状が出ます。
【なぜ起こるの？】
胸郭出口には、いくつかの「通り道」があります。
その中で神経や血管が圧迫される原因として、次のようなものが挙げられます。
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猫背・巻き肩・ストレートネックなど姿勢の崩れ
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なで肩や細身の体型
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重い荷物を持つ・リュックを背負う
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デスクワークやスマホ操作による肩の前方変位
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筋肉の過緊張（斜角筋・小胸筋など）
特に、長時間のパソコン作業や下を向く姿勢を続ける人に多く見られます。
【どんな症状が出るの？】
症状は、神経・血管の圧迫場所によって異なります。
代表的な症状は次の通りです。
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肩から腕、手にかけてのしびれ・だるさ・痛み
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握力の低下
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肩や腕を上げるとしびれや痛みが悪化
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手が冷たい、むくみやすい
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首や肩のこり、頭痛を伴うことも
特に「洗濯物を干す」「電車のつり革を持つ」といった腕を上げる動作で悪化するのが特徴です。
【どんな種類があるの？】
胸郭出口症候群は、圧迫される部位によって次のように分類されます。
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斜角筋症候群
首の筋肉（前・中斜角筋）の間で神経や血管が圧迫されるタイプ。 -
肋鎖症候群
鎖骨と第1肋骨の間で圧迫されるタイプ。 -
小胸筋症候群
胸の筋肉（小胸筋）の下で圧迫されるタイプ。 -
過外転症候群
腕を上げすぎた姿勢（外転位）で症状が出るタイプ。
【自分でできるセルフケア】
胸を開くストレッチ（猫背・巻き肩対策）
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両手を背中で組み、肩甲骨を寄せながら胸を開く
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ゆっくり深呼吸を3回
→ これを1日2〜3セット行うと、胸郭の開きが改善し、圧迫が軽減します。
斜角筋リリース（首の緊張緩和）
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鎖骨のすぐ上あたり（首の付け根）を、反対の手で軽く押さえる
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そのまま顔を反対側にゆっくり倒す
→ 10秒キープ × 2〜3回
※強く押しすぎず、痛みが出ない範囲で行いましょう。
【まとめ】
胸郭出口症候群は、神経や血管の圧迫によって腕や手の不調を引き起こす症状です。
放っておくと慢性化し、肩こりや頭痛、腕のしびれが長引くこともあります。
早めに姿勢を整え、筋肉の緊張を緩めることが改善のカギです。
症状が続く場合は、我慢せず専門家にご相談ください。
