対策やセルフケア

座ると尾骨が痛い!その原因と簡単セルフケア
「長く座っていると尾てい骨が当たって痛い」
「硬い椅子に座るとズキッとする」
そんな“尾骨の痛み”で悩む方は意外と多いです。
座るたびに気になってしまうと、仕事や運転、日常生活にも影響しますよね。
尾骨が痛くなる原因とは?
尾骨(びこつ)は、背骨の一番下にある“しっぽの名残”のような骨です。
座る時に骨盤と一緒に体重を支えるため、少しの歪みや負担で炎症が起きやすくなります。
主な原因は以下のようなものがあります
1️⃣ 長時間の座り姿勢(デスクワーク・運転)
体重が後ろにかかりすぎると、尾骨が直接座面に当たって圧迫されます。
2️⃣ 出産・転倒による打撲やズレ
女性では出産後に骨盤が開くことで、尾骨の角度が変化することもあります。
3️⃣ 骨盤の歪み・姿勢の崩れ
猫背や骨盤の後傾姿勢(腰が丸まる姿勢)によって、尾骨にストレスが集中します。
♀️尾骨痛に対する簡単セルフケア
【1】座り方を変えるだけでも改善!
「骨盤を立てて座る」ことがポイントです。
背もたれに頼らず、坐骨(お尻の下のゴリっとした骨)で座るように意識します。
これだけで尾骨の当たり方が変わり、痛みが軽減しやすくなります。
コツ:
クッションを使う場合は、真ん中に穴のあるドーナツ型がおすすめ。
尾骨が浮くので、直接圧がかかりにくくなります。
【2】骨盤まわりのストレッチ
① 仰向けに寝て、両ひざを立てる
② 片方のひざを胸に近づけ、10秒キープ(左右交互)
骨盤まわりの筋肉が柔らかくなり、尾骨への引っ張りが軽減します。
【3】お尻の筋肉ほぐし(テニスボール使用)
① テニスボールをお尻の下(坐骨の横あたり)に置く
② 体重をかけて、軽く転がすように1~2分
臀部の筋肉が緩むことで、尾骨にかかる圧力が分散されます。
※痛みが強いときは無理せず、軽めの刺激から行いましょう。
【4】呼吸と姿勢のリセット
長時間同じ姿勢は尾骨に大敵です。
1時間に1回は立ち上がり、
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胸を開く
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深呼吸を3回
これだけでも骨盤まわりの血流が回復します。
整体的な見解
尾骨の痛みは「局所の問題」だけでなく、
骨盤の傾き・仙骨の動き・股関節や腰の連動性など、全体のバランスが関わっています。
「座ると痛い=尾骨だけのせい」とは限らないため、
繰り返す痛みには、体全体の調整が必要なことも多いです。
まとめ
尾骨の痛みは、
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姿勢のクセ
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骨盤の歪み
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長時間の座り姿勢
が重なることで起きやすいトラブルです。
まずは「座り方の見直し」と「お尻まわりのケア」から始めてみましょう。
それでも続く場合は、骨盤の動きを見直すことで根本改善が可能です。